火焔型土器【No.1】

Flame Type Vessel, No.1

 「火焔土器」とは、新潟県長岡市馬高遺跡において昭和11年に発掘された1点の土器に付けられた愛称です。焔が燃え上がるような器形をしていたことから、この名称が付けられました。その後、県内でこれと器形や文様が類似する土器が多く発見されるようになり、この火焔土器と区別して「火焔型土器」と呼ばれています。

 火焔型土器の特徴を器形と文様から見ると、その器形は口縁部が胴部より大きく広がる深鉢が基本です。文様は縄文が一切施されておらず、隆線や隆帯により渦巻文やS字状文、逆U字状文が器面に描かれています。また、口縁部には鶏頭冠突起と鋸歯状突起、頸部には袋状突起とトンボ眼鏡状突起が付けられます。そして、文様はこの鶏頭冠突起を基準として4単位に配置されています。

H46.5×W43.8cm(遺存率:95%)